石油
経済財政コラムマガジンより引用。要するに、石油価格は安くなるというのだ。ホント、頼むよ。
…大量のカラ売りを行った主体はヘッジファンドである。米国の経済の実態が悪いことを理由に株式を大量にカラ売りしたのである。ところがベアー・スターンズの救済劇など、米国当局が矢継ぎ早に大胆な対策を打ったため、株価は逆に反騰を始めた。これによってヘッジファンドはカラ売りした株を買い戻せなくなったのである。それ以降、つまり3月の半ばから4月まで、悪材料が出ても株価が下がらず、逆に少しでも良い情報には敏感に反応し株価は大きく上がった。これは大量のカラ売り残高を持つヘッジファンドにとって危機的状況であった。
ここからは筆者の想像である。そこでヘッジファンドが目を付けたのが上昇を続ける原油価格と見る。前述したように原油価格と株価の関係は、前者が上昇すると後者が下がるといった逆相関関係に戻っていた。しかも原油先物市場は規模が小さいため、この市場の操作が比較的容易と見られるのである…