経団連
コメント欄に「OUT OF EDENの管理人」さんからコメントが来ている。このサイトはメモ・サイトなので、ご容赦ください。本館は荒らされているし、お手上げ状態ですが、一応リンク先を書いておきます。忙しいので、コメントに対する返答は週末までできませんので、あしからず。
本館URL
http://plaza.rakuten.co.jp/genzou1986/
副島隆彦のサイトよりメモ。輸出企業に触れているので。氏が示唆することは、非常に面白いし、歯切れがいいのだが、ハンナ・アレント「全体主義の起源」、Jジョル「ヨーロッパ100年史」(みすず書房)やEHカーそして、ゼミ指導教授による竹内好のアジア主義で政治史をスタートしたのがじゃまをしている。ここはきちっと勉強してなかったというか、まじめな学生じゃなかったので、というか、理由があったので、氏の挙げる商社マンのようにいさぎよく、リセットしてまじめに副島氏を受け入れるべきなのかも知れない。しかしねえ、コンピュータだからね、こんどの職場は。
(貼り付け開始)
…私たち学問道場としての態度は、アルル君が自分のブログに書いて、それを私が、「今日のぼやき」に転載した分析と判断で十分だ。
アメリカに騙された馬鹿たちが指導した、先の戦争は愚かであり、大きく騙されて遂行した。あの戦争を、自分たちの愚かさとして自覚しなければいけない。それを、「日本は悪くなかった(アメリカに騙されただけだ)。アジア諸国への侵略戦争ではない。自衛戦争だ。当時としては、ああするしか他に仕方がなかった」論、というのは、副島隆彦が、「愚かである」と、この10年ぐらい、私の本で書いてきたはずである。
中国やソビエト・ロシアに、日本の指導者層が、騙されたのではない。
ロックフェラー家が支配するアメリカに騙されて、日本は中国侵略戦争をさせられのだ、という大きな一点に、まだ自分の理解が行きつかないなら、もっと私、副島隆彦の本を読みなさい。それが厭(いや)なら、さっさとここから去りなさい。いい歳をして、その程度の頭の人間たちにまで、私は、要らぬ遠慮などしません。
自衛隊の幹部が勝手に発表した今度の論文は、ものごとのほんの表面だ。徹底的に守られるべき 国民の言論の自由、表現の自由(憲法21条)は、公務員の場合は制限される。実は田母神たち航空自衛隊の幹部たちの間に不穏な動きがあったのである。
名古屋の北の岐阜県にある各努原(かがみはら)の航空自衛隊の基地内に、クーデター計画があって、それが自衛隊の内部統制局(戦前なら、憲兵隊=軍隊警察)に調査され摘発されて、露見したらしい。その動きの一環だ。 各努原(かがみはら)は、三菱重工の小牧(こまき)工場(戦前、零式艦上戦闘機を作っていた愛国派兵器廠 )のそばだ。
航空自衛他のパイロットとかの形で、空自の幹部たちは、アメリカ軍の、それも空軍に呼ばれて研修をするから、陸上自衛隊などとちがって、アメリカ軍の影響が格段に強い。それでアメリカ軍の軍事情報部である、NSAなどと連携したがる「日本軍人」が出てきて、あやつられて、踊らされるのだろう。
先日、イスラエルのモサドが、ムンバイ(旧ボンベイ)のホテルでテロ事件を画策して、それで、パキスタンとインドに、核兵器の打ち合いをさせようと仕向けるのと、同じような動きだ。
私、副島隆彦は、なにものも恐れず、真実をここまでは平気で書いて、皆さんの注意を喚起しておきます。なめた考えで生きているべきではない。
以下の新しい会員が、頭のいい人だ。私たちの会員としてふさわしい人です。しかも、頭でっかちでない。自分の大企業商社マンとしての忙しい仕事を抱えていて、それで、これだけのことを書いて寄こせることがすばらしい。このあと、この人が、一定の筆力(ひつりょく)で書き続けることが出来るか否かで、知識人の水準にまで行けるかどうかが、決まる。
本当の知識、思想、言論、学問への道は峻厳なものであり、質の悪いもん、劣った者、劣った考えに対しては、容赦はありません。副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
****さまへ
2008年12月8日
副島隆彦から
自己紹介のメールをありがとうございます。
私の本を、これだけ一気に30冊も、たった一年でお読みいただき、その貪欲な吸収力と内容への理解力に、感嘆もうしあげ、というよりは、感謝申し上げます。
私が過去に書いて出した本たちは、私の著作でありながら、すでに著者である私とは別個に存在する情報・知識文書でもあります。 私のかつての若い頃の あれこれの稚拙な考えが、どのように読まれて把握されて、お役にたつのかは、ひとりひとりの読み手それぞれで、違うようです。
しかし、たった一年で私の本を30冊もまとめて読んでいただくと、さすがに、私も貴兄に感謝の念が湧きます。もうあまり、あれこれご説明の必要が無い。
私でも、「この人は、分かっていないなあ。この程度の、知能と理解力なのか」と、私は、たいていの自分の読者に、即座に、「決めつけと偏見での」点数をつけてしまいます。これは外界(がいかい)への日々の評価判断活動ですから、どうせ避けられないことです。
貴兄は、相当に緻密で優秀な脳をしているだろうと、以下の文を読んで、私には判断できます。東京外語大の中国語学科卒という貴兄の基本骨格と、お仕事柄、きっと中国語の文献も お読みになれるのだろうし、 私が昨12月末に出しました、『中国 赤い資本主義は 平和な
帝国を目指す』(ビジネス社干)と、6月刊の『時代を見通す力 歴史に学ぶ知恵』(PHP刊)もお読みいただいているだろう、という前提で、考えますと、貴兄は、一気に、私が20年かけて自力でよじ登った地平(ちけい)、段階まで、急激に、一年で、駆け上がって来られたのだと思います。
貴兄は、それぐらい知識と思想にたいして貪欲であり、優れた頭脳を持っているのでしょう。ただしその知識への貪欲さが、プロ(ウ) pro の知識人になれるほどのものかどうかは又別のものです。
貴兄は、ご自分の専門のご職業(line 、ライン) では、すでに、48歳ですから、プロウの域に達しておられるでしょう。 しかし知識人のプロウ になることとはまた別のことです。
たとえば、日本の中国研究の泰斗(たいと)と考えられた、京大系の、吉川幸次郎と貝塚茂樹と(高坂マサタカも) 戦後、アメリカが育てた、CIAの息のかかった(学術研究資金の出ていた、という意味でも)日本人中国研究家たちだったのだ、という点が、理解できるかを、私は、貴兄に問いたい。
それは、『中国ロック本(次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた)』(徳間書店刊)をよんでいただければ、だいたい、高い理解の水準に達します。私の本を一気に30冊読んで、現在55歳の私の到達点に一気に追いついているか否かの検証にかかります。
私は、自分よりも優れた見識と、鋭さを、文章で示してくれた人にたいしては、誰であれ即座に反応する人間です。
私の本への接近と、理解への入り口での、貴兄の反応である、下記にある 「・・・・書店で『副島隆彦の人生道場』 の強烈なカバー写真(...こ、このおっさんちょっとあぶないんちゃう?)」「・・・・・「あぶないおっさんのカバー写真」に妙に胸騒ぎがした・・・・」は、大変、堂に入った正統(正当、legitimate レジティメット、これには無理 のない、妥当な の意味もある)な私、副島隆彦への入り口です。
そして、貴兄は、一気に「小室直樹先生の名前はよく知っており、(カッパブックスの)著書も時たま読んでいたのですが、何故か見事に記憶に残っていません、ところが、先日『中国原論』を読みぶっ飛びました。凄いです。」の地点まで、到達されていますから、私が今いる場所と、あまり変わらないでしょう。
それは、貴兄が、東京外大中国語学科卒という、ご専門の長い修練の成果も大きく関係しているでしょう。私は、以下の貴兄の、今後の中国研究の方向付けが、分かります。どうか、この調子で、どんどん、私に所感(論文)を、速攻の文章で、書いてきてください。
貴兄は、馬鹿で、だらけた学者稼業(かぎょう)をなさっているのではないですから、お仕事がきっと忙しいでしょうから、「きちんとした論文にする」ということなど、一切、考えないでください。筆が鈍るだけです。
貴兄の(現在の)中国人への理解の、以下の文章を私はほとんど共感(共同理解)いたします。きっと、そのうちお会いして、あれこれお話する機会もあり、一緒に中国研究を、在野の人間として出来るでしょう。
私は、もう、アメリカ研究よりも、中国研究の方に重心を移しつつあります。さ来週から少し中国東北部(旧満洲)に行ってきます。 アメリカ研究は、あと2冊ぐらいやれば、あとは弟子たちの中の優秀な者たちに、任せようと思っています。それで、立派に、日本国最高のアメリカ・西欧政治思想の研究は、日本に根付いてゆくと判定しています。
日本のアホ(かつ、手先、および馬鹿ボンボンたち)のアメリカ研究学者たちが、私たちの、アメリカ分析を、盛んに泥棒している程度の、西欧知識思想・学問研究において、素寒貧(すかんぴん)の国ですから。
このように貴兄とご連絡が付きまして、大変嬉しく思います。残りの人生を、日中の 友好と東アジアの平和のために、共に尽くしましょう。今後とも「副島隆彦の学問道場」をよろしくお願いします。
副島隆彦拝
(貼り付け終わり)